CASE STUDY / TOOLCOMPASS
比較だけでなく、見送る条件を置いた。
中古PC初心者が「買う」と決める前に、スペック・価格・用途を照らし、停止条件まで確認できるよう設計した制作判断のケーススタディ。
事実
- 目的
- 中古PC購入の意思決定支援(初心者向け)
- 想定利用者
- 中古PCを初めて買う人
- 構成
- 静的HTML + クライアント内判定(Islandなしの純HTML/JS)
- インタラクション
- 条件比較・購入前チェック
- コンテンツ
- 購入ガイド・判断表
- レビュー日
- 2026-07-19
証拠:ToolCompass 公開サイト / ToolCompass GitHubBUILD ORBIT内の元データはToolCompass とProject Atlas で照合できます。
初期仮説
中古PCの購入では「どれが良いか」を並べるだけでは決まらない。用途と予算と故障リスクを同時に照らす必要があり、かつ「今は買わない」と言える仕組みがないと、不安で Over-spec へ流れる。
採用した構成
- 静的HTMLを本体にし、判定ロジックをクライアント側の小さなスクリプトに閉じた
- 比較表と購入前チェックを同一導線に置き、順番を「条件→照合→停止判断」にした
- 判断表を印刷・コピーできる形にし、店頭でも使えるようした
採用しなかった構成
- サーバー側で判定結果を生成する動的構成(静的配信の堅牢さを捨てるため)
- 口コミ評価や星レビューの集計(一次情報ではなく、YMYL領域での誤情報リスク)
- 無限のスペック比較(選択肢を減らす方が決定を助けるため)
実際に起きた問題と修正
初版は「買う理由」の列挙が多く、不安層が Over-spec へ向かう傾向が見えた。そこで「見送る条件」を明示する導線を追加し、停止判断を最初の方に置いた。これは BUILD ORBIT が他サイトでも観測した「決定を助けるのは選択肢ではなく停止条件」という学びと一致する。
事実・解釈・未計測を分ける
公開サイトとProject dataから確認できる事実は、静的HTML、クライアント内判定、条件比較、購入前チェック、そして「見送る条件」を含むことです。そこから「停止条件を先に置くと不安を扱いやすい」と読むのは、このProjectの設計上の解釈です。購入率、返品率、検索順位、利用者の満足度は確認していないため、このケーススタディの成果指標にはしません。
- 事実:用途・スペック・価格を照合し、購入前の停止条件を置いた。
- 解釈:比較の終点を購入に固定しない方が、判断の逃げ道を残せる。
- 未計測:その導線が行動や検索パフォーマンスを改善したかは未確認。
再利用できる学び
- YMYLに近い題材では、評価の集計より「自分で確認する手順」を優先する
- 比較サイトは「どれが良いか」だけでなく「見送る条件」を置く
- 静的生成でも、クライアント内判定で十分な判断支援ができる
今なら変える点
判定ロジックをより小さな Island(React/Preact)として分離し、no-JS 時にも判断表だけは読める形を標準化する。現在は純JSだが、他サイトで得た「Islandで動かす範囲を絞る」知見を統合したい。
CONNECTED ASSETS
この判断を使う
Decision Flow パターン で分岐設計の条件を、Static-First Enhancement で静的基盤への配置を確認できます。 構成を試すなら Build Simulator へ。集計の前提と要件定義の型はResources で確認できます。
別のケーススタディを見る →